ずっとずっと…
昨夜のこと…
娘が寝る前に、いつものようにエサをあげようと、「わた~。」と声をかけました。
「あれ…?出てこないぞ。わた~。わた~。」
前回の「凍死する寸前だった事件」があったので、慌ててケージを覗くと、小屋で丸まったまま出て来る気配がない。
またか
娘が寝る前に、いつものようにエサをあげようと、「わた~。」と声をかけました。
「あれ…?出てこないぞ。わた~。わた~。」
前回の「凍死する寸前だった事件」があったので、慌ててケージを覗くと、小屋で丸まったまま出て来る気配がない。
またか

手で出してみると、やっぱり冷えてる!!
それに前の時よりさらにぐったりして、動けそうにない。
息子がすぐにお湯を沸かし、小さい湯たんぽを作ってくれて…、
娘は手の平で温めながら、「わた
わた
」と呼びかける。
呼吸してはいるものの、まったく力が入らない様子で、時々ピクリと動くだけ…。
心配で心配で、3人で交代で温めたりなでたりさすったり、「がんばれ、わた~。
」と声をかけ…。
たまに、大きくビクッと動くと、「動いた
」と、このまま動き出せるんじゃないかと息を殺して見守る。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
小一時間たってもそんな状況が変わらず、もう11時過ぎたので、
息子がすぐにお湯を沸かし、小さい湯たんぽを作ってくれて…、
娘は手の平で温めながら、「わた


呼吸してはいるものの、まったく力が入らない様子で、時々ピクリと動くだけ…。
心配で心配で、3人で交代で温めたりなでたりさすったり、「がんばれ、わた~。

たまに、大きくビクッと動くと、「動いた

。。。。。。。。。。。。。。。。。。
小一時間たってもそんな状況が変わらず、もう11時過ぎたので、
「お母ちゃんがまた朝まで隣で様子を見るから、もう寝なさい。食べられそうだったらご飯粒でもあげてみるよ。」と、娘を部屋に送る。
「きっとこの前みたいに朝になったら元気になるよ。」と言って寝かせ、降りてくると、息子がまだじっと様子を見ている。
「あ、なんか口開いた!!ご飯食うかも。」と、ご飯粒をひとつぶ口元に…
でもそれは…、苦しそうに、あえいで開いた口で…、
息子の期待とは逆に、小さく「くぁ…」とひと声発し、急に大きく口を開いてのけぞりだした。
「え?え?え?どうしたの
わたっ!!わたっ
」
ふと…、動きが止まり、口も閉じ、もう大丈夫か…?と思ったのに…、
今度はゆっくり…、ゆっくりと、「ああ、疲れた…。」というように、目を閉じていき…
同じようにゆっくり、ゆっくり…、小さく口を開いていき…
ため息をつくように…
わたは逝きました。
・
「きっとこの前みたいに朝になったら元気になるよ。」と言って寝かせ、降りてくると、息子がまだじっと様子を見ている。
「あ、なんか口開いた!!ご飯食うかも。」と、ご飯粒をひとつぶ口元に…
でもそれは…、苦しそうに、あえいで開いた口で…、
息子の期待とは逆に、小さく「くぁ…」とひと声発し、急に大きく口を開いてのけぞりだした。
「え?え?え?どうしたの


ふと…、動きが止まり、口も閉じ、もう大丈夫か…?と思ったのに…、
今度はゆっくり…、ゆっくりと、「ああ、疲れた…。」というように、目を閉じていき…
同じようにゆっくり、ゆっくり…、小さく口を開いていき…
ため息をつくように…
わたは逝きました。
・
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・
・
(ここまで書いて、思い出してしばらく涙が止まらなくて、続きを書けなかった。)
・
・
・
わたが苦しむ最後の姿を、娘が見なかったことは、よかったのか悪かったのか…。
とりあえず、ベッドに入ったばかりの娘を起こすと、覚悟していたのかガバッと起き上がり、でも思ったより冷静で淡々としていた。
「さっきまでは骨がないみたいにふにゃふにゃでダラ~ンとしてたのに、もうこんなに固いんだ…。」と、手にのせてみたり。
そして小さな空き箱に綿を敷いて、そっとわたを納めた。
「もう遅いから、今日はもう寝なさい。でもさ、ふたりにいっぱい可愛がられて、わたは本当に幸せだったと思うよ。」と、ぎゅっと娘を抱きしめる。
娘は小さく鼻をすすって、「おやすみ…。」と、自分の部屋へ…。

数分後…、
バタバタと階段を下りてきた娘が、くしゃくしゃな顔をして抱きついてきて、号泣。
「もう…、ヒック…、もう会えない…、う゛う゛う゛~~…。う゛う゛う゛~~…。」と、泣き続ける。
きっとベッドに入って目を閉じたら、急に実感しちゃったんだね。
・
息子は息子で、わたの小さな亡骸を、時々なでながら、黙ってずっとずっと見つめている。
30分くらいして、やっと、「おやすみ」と階段を上がっていった。
・
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・
・
わたが苦しむ最後の姿を、娘が見なかったことは、よかったのか悪かったのか…。
とりあえず、ベッドに入ったばかりの娘を起こすと、覚悟していたのかガバッと起き上がり、でも思ったより冷静で淡々としていた。
「さっきまでは骨がないみたいにふにゃふにゃでダラ~ンとしてたのに、もうこんなに固いんだ…。」と、手にのせてみたり。
そして小さな空き箱に綿を敷いて、そっとわたを納めた。
「もう遅いから、今日はもう寝なさい。でもさ、ふたりにいっぱい可愛がられて、わたは本当に幸せだったと思うよ。」と、ぎゅっと娘を抱きしめる。
娘は小さく鼻をすすって、「おやすみ…。」と、自分の部屋へ…。

数分後…、
バタバタと階段を下りてきた娘が、くしゃくしゃな顔をして抱きついてきて、号泣。
「もう…、ヒック…、もう会えない…、う゛う゛う゛~~…。う゛う゛う゛~~…。」と、泣き続ける。
きっとベッドに入って目を閉じたら、急に実感しちゃったんだね。
・
息子は息子で、わたの小さな亡骸を、時々なでながら、黙ってずっとずっと見つめている。
30分くらいして、やっと、「おやすみ」と階段を上がっていった。
・
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コメント
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私もすごくショック。
わた君の記事、いつも楽しみにしてたのに。。。
淋しいです。
ハムちゃんの命はほんと短いね。
でも、最期は家族に見守ってもらえて良かったと思う。
投稿: ういママ | 2017年1月31日 (火) 21時45分
かなしい
投稿: おさかな | 2017年1月31日 (火) 22時42分
わたちゃん つぶあんさんちの子で幸せだったと思います
知らない私まで 時々癒してくれて どうも有難う 寂しくなるなぁ
投稿: ねね! | 2017年1月31日 (火) 22時49分
えええ!⤵
びっくり
ハムスターの命は元々短いけど、突然だね。
目一杯可愛がっていた娘ちゃんはショックだね。
ハムスターの世界も虹の橋があるかな?
彼の世できっと仲間に幸せだった事の自慢してるね。
投稿: のらデジ | 2017年2月 1日 (水) 04時16分
生き物飼うと それがあるから、、、。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
大事にしてもらって わたも幸せだったと思うよ
しばらく淋しいね(;ω;)
投稿: 音姫 | 2017年2月 1日 (水) 07時30分
わた。。。突然の別れ。。。
寂しくなるね(´;ω;`)ウウ・・・
わた、愛情たっぷりもらって 幸せだったと思うよ
投稿: うず | 2017年2月 1日 (水) 08時28分
予期せぬ突然の別れ
でも、つぶあん家のみんなの愛情をたっぷりもらい
最後も看取られて…天国へ旅立ったのだから
わたは、幸せ者さ♬
姫乃も悲しい…
投稿: 姫乃 | 2017年2月 1日 (水) 08時39分
わたちゃん・・・
哀しい・・・
投稿: kiki | 2017年2月 1日 (水) 09時40分
え~~~~
本当に突然だったね・・・・
記事を読んでて・・・・悲しいなぁ・・・
でもわたはすっごく幸せだったよ、皆にかわいがってもらったし・・・
合掌・・・
投稿: 里山のプーさん | 2017年2月 1日 (水) 10時32分
こんにちは
わたちゃんとのお別れ悲しいですね・・・
私はつぶあんにお邪魔させていただいて間もないこともあり、
わたちゃんのことほとんど知りませんでしたが、
とっても悲しいです
ペットは家族と同じですね
天国で幸せに安らかにいてねわたちゃん、とお祈りします。
投稿: べにゆう(キッチン夫婦・妻) | 2017年2月 1日 (水) 11時14分
わたの存在は、確実に子供達の中にいます

これからもずっとね
色々ありがとうって送り出してあげてください。
投稿: ミッサリー | 2017年2月 1日 (水) 12時22分
わたちゃん、小さな体で家族に大きな幸せをくれてたのに。。。
記事の途中で涙が出ちゃって、読み進めるのが辛かったです(´;ω;`)ウゥゥ
皆がいる時にバイバイしたのは、わたちゃんの願いだったんだと思います
わたちゃんに私も癒されてました、アリガトね
投稿: つっぴーママ | 2017年2月 1日 (水) 13時07分
こっちまで、涙出ちゃうやん
涙腺が弱いのよ😢
わたいもハムタロ~がしんだ時は泣きながら花壇に埋めた
ハムタロ~は白い花になったよ
投稿: ちゃちゃわんわん | 2017年2月 1日 (水) 13時32分
つぶあんちゃん、こんばんは
わたちゃん。。。
突然のことでびっくり
小さな小さな家族の一員だけど、大きな大きな存在だったんだね
幸せだったと思うよ!
投稿: びっくりまま | 2017年2月 1日 (水) 22時51分
温かいコメント、本当にありがとうございます。
わたは家の家族だけでなく、ココログのみんなからも愛されてたんだな…と思いました。
小さな体だったけれど、我が家にはとってもとっても大きな存在でした。
娘がまたハムスターを飼う日が来るか分からないけれど
わたとの時間は、大切な宝物になったと思います。
そして子供達に、学校の勉強では学べない、命の大切さや儚さを教えてくれました。
本当にわたに感謝です。
投稿: つぶあん | 2017年2月 1日 (水) 23時13分
おさかなさんの所で知りました。
突然の別れで、さぞ辛かろうと思います
胸中御察し申し上げます
投稿: 中年ライダー | 2017年2月 2日 (木) 10時58分